2023.03.08 論文・書籍

宮島班からの根の組織配置の対照性を生み出す要因の一端を見事に明らかにした成果です

シロイヌナズナの根の組織配置の対称性が、秩序だった細胞分裂とそれがもたらす“機械的な力”によって構築されることをCurrent Biology誌に報告しました。大阪大学の藤本仰一先生、奈良先端大の細川陽一郎先生との共同研究の成果です。分子生物学的手法のみならず、力学シミュレーションやレーザーを用いた細胞破壊実験など、様々な研究技法を駆使し、植物の組織形成の新たな仕組みを明らかにしました。

Motohiro Fujiwara, Miyu Imamura, Katsuyoshi Matsushita, Pawel Roszak, Takafumi Yamashino, Yoichiroh Hosokawa, Keiji Nakajima, Koichi Fujimoto*, Shunsuke Miyashima*Patterned proliferation orients tissue-wide stress to control root vascular symmetry in Arabidopsishttps://doi.org/10.1016/j.cub.2023.01.036